第9章：メソッドの定義と呼び出し

メソッドは、一連の処理をひとつにまとめた「命令のかたまり」です。 同じ処理を繰り返し使いたいときに便利です。

コード例：基本的なメソッドの定義と呼び出し

using System;

class Program
{
    static void SayHello()
    {
        Console.WriteLine("こんにちは！");
    }

    static void Main()
    {
        SayHello();  // メソッドの呼び出し
    }
}

出力結果

解説

• static void SayHello() がメソッドの定義です。
• Main() メソッドの中で SayHello() を呼び出すと、処理が実行されます。

コード例：引数付きメソッド

using System;

class Program
{
    static void Greet(string name)
    {
        Console.WriteLine("こんにちは、" + name + "さん！");
    }

    static void Main()
    {
        Greet("田中");
        Greet("佐藤");
    }
}

出力結果

コード例：戻り値のあるメソッド

using System;

class Program
{
    static int Add(int a, int b)
    {
        return a + b;
    }

    static void Main()
    {
        int sum = Add(5, 3);
        Console.WriteLine("合計: " + sum);
    }
}

出力結果

解説

• return 文を使って、計算結果などを呼び出し元に返すことができます。
• 戻り値の型を int などで指定する必要があります。

練習問題

• 名前を引数で受け取り、「こんにちは、○○さん」と出力するメソッドを作成してください。
• 2つの整数を受け取り、大きい方の値を返すメソッドを作ってみましょう。