第7章：配列とその操作

配列（Array）は、複数の同じ型のデータをまとめて扱うための仕組みです。C#では配列を使うことで、同じ処理を複数の値に対して繰り返し実行できます。

コード例：配列の宣言とアクセス

using System;

class Program
{
    static void Main()
    {
        int[] numbers = { 10, 20, 30 };

        Console.WriteLine(numbers[0]); // 最初の要素
        Console.WriteLine(numbers[1]); // 2番目の要素
        Console.WriteLine(numbers[2]); // 3番目の要素
    }
}

出力結果

解説

• int[] numbers = { 10, 20, 30 }; で配列を初期化できます。
• インデックス（添え字）は 0から始まる 点に注意してください。
• numbers[1] は2番目の要素を指します。

コード例：forループで全要素を表示

using System;

class Program
{
    static void Main()
    {
        string[] names = { "佐藤", "鈴木", "高橋" };

        for (int i = 0; i < names.Length; i++)
        {
            Console.WriteLine("名前: " + names[i]);
        }
    }
}

出力結果

補足

• names.Length で配列の要素数（長さ）を取得できます。
• 配列のサイズは固定で、途中で変更できません。

練習問題

次の文字列配列を使って、全員の名前を1行ずつ表示するプログラムを for または foreach を使って書いてみましょう：

string[] members = { "田中", "山田", "中村", "斎藤" };